熟年婚活だから手に入れられた安らぎ

婚活をするなら早いほうがいい、若い女にはかなわないなどと聞くけれど熟年だからこそ上手くいくこともある。

さまざまな経験をとおして男を見る目を持った30代だからこそ、結婚生活が満ち足りて楽しく過ごせることがある。ただし、焦らなければ。

結婚を意識しなかった20代

10代から恋人がいない時期がなかった私。けれど若い頃はやりたいことがたくさんあって結婚なんて考えられなかった。

10代でできちゃった婚をした友達もいたけど、「まだ若いのにかわいそう」とすら思っていた。

仕事もプライベートも充実していてあっという間に30歳は過ぎていたけど、まわりの友達も独身が多く、海外旅行から戻ってきては次にどこに行くかをいつも相談していた。

そんな友達が少しずつ結婚をしていく中で私もしだいに結婚を意識するようになった。

結婚を意識するようになった30代

当時付き合っていた彼氏は、一回り年上のバツ1子持ち。女関係が原因で離婚した彼は、大きくはないが自分の会社を持っていてお金がありスマート。ユーモアもあり、お洒落なお店にいつも連れて行ってくれて遊び慣れていた。

一緒にいていて楽しく魅力的な男だったけれど女の影がチラつく。「きみが一番好きだよ」といつも幸せな気持ちにしてくれたけど、じゃあ二番目は誰なの?とも思っていた。

彼の部屋で髪を結ぶゴムやピアスをみつけたときには「前の彼女の忘れ物だよ」と言われた。バラの香りのシャンプーやコンディショナーが新しく置いてあったお風呂場では「仕事関係で戴いたんだ」とも。

わかっていた。結婚には向かない男なのだ。どんなに好きになっても私だけのものにはならない、私と結婚する気があるかも微妙だ、結婚したとしても浮気をするに違いない、それでも当時は彼が大好きだった。

好きというよりも恋していた。彼と一緒にいてときめいていたけれど愛ではなかった。

私は自分の他にも女がいる彼のことを100%信用できなかった。そもそも、私の両親が賛成するわけがない。

それでも「好き」と言う気持ちと30代になってこの先、結婚が望めないなら別れたほうがよいのかとも考えていた。

30代からの恋愛はこの記事でも紹介させていただきました。)

結婚に向かない男との別れ

結果はあっけなく出た。

いつも電話をしてから彼の部屋に行く私がサプライズをしようとお酒を飲んでいて思いついたままに朝方に向かった。

部屋の鍵は持っていたから、朝5時近くに鍵を開けようとするとロックが掛かっていた。開けようとしたときにドアの隙間から見えた赤いパンプス。

インターホンを押し続けた。彼がドアを開けるまで。

眠そうな顔をして「頼む、帰ってくれ」と言った彼。無理やりドアを開けされ彼の頬をひっぱたいて「嘘つき、こんな物要らない」と鍵を床に叩き付けた。

女性がいるのはベッドルームだろう。私はベッドルームには行かなかった。

女性も私と彼の会話しているリビングルームには来なかった。多分、私もその女性も同じ気持ちだったのだろう。彼が私達に上手いことを言っていただけだから、もう一人の彼女を怒鳴って喧嘩をしたり話し合いの時間を持つことには何の意味もないと…。

私は彼に「大嫌い」とだけ言って部屋を出た。

彼には私達以外にも女性がいたと思う。そんなタイプの男だからこそ魅力があって好きになったのだ。当時の私は毒にも薬にもならないような男には興味がなかったのだから。

けれど、結婚を意識する年齢になったときに別れを決意した。

結婚に向かない男との別れ

結婚したいのなら結婚に向く男を選ぶしかないのだ。

私は婚活をすることにした。

まずは、親友のご主人の友人で以前から度々、私のことをタイプだと言っていた男M。今も独身で職業的には申し分がなく結婚歴もない。

二度ほど会ったことがあったがあらためて二人きりで会うことにした。

つまらないと感じていたMは遊び慣れていない誠実なタイプ。以外にも器用でパソコンに強いところがあって私の部屋の壊れていたタンスを直してくれたり、私のブログのデザインをきれいに編集してくれたりと頼もしく感じた。

しかも性格が細かいのだろう。料理は私よりも上手だった。

前の彼氏のようにドタキャンはなく一人暮らしの部屋の鍵を渡されたときには「いつでも来ても構わない」と言われた。Mの部屋に泊まるとき用の着替えなどは置いておくようにとも。

他の女の影がなく一緒にいて安心できるタイプ。両親にも喜んでもらえそうな男なのだ。

同棲でずるずるとした関係は二人とも好まなかったので、お互いの部屋を行き来してトントン拍子で付き合い半年後にプロポーズをされた。

Mの穏やかな人柄は、私の両親や親戚にまで評判が良く親孝行ができた気がした。両親は何も言わなかったが私の結婚を心配していたと思った。

熟年同士の結婚生活

もし、20代ならMとは結婚しなかったに違いない。

熟年になってわかるMの内面の魅力。「Mは絶対私を裏切らない」と言う安心感のある生活。そう、生活なのだ。

いつまでも夢を見たり遊んでいるわけにはいかない。子供が欲しいなら子供を生める年齢で結婚する必要がある。女性にはタイムリミットがあるのだから。

私はMと結婚できて幸せだ。