熟年期を迎えてからの離婚が増加している事は知られています。

一時は流行語のようになりましたが、その殆どは妻が夫に愛想をつかしてしまうパターンです。

夫が定年退職する日を心待ちにして、離婚届を突き付けてやるという、何とも怖い妻の仕打ちです。

夫にしてみたら、まさか自分の身にそのような事が起こるとは思いもしません。正に寝耳に水状態です。

そんな熟年離婚を覚悟した妻が語る、主な離婚に至った原因と理由をお伝えしていきます。

【時代の変化がもたらしたもの】

一昔前は、嫁いだらどんな事があっても添い遂げる。

そんな事が当たり前でした。

ですから一度実家を出たら、二度と戻らない覚悟で夫に務めるのが殆どです。

死別はあったとしても、離婚などは考えられない時代でした。

それが年々女性の社会進出もあり、男女平等と言われる時代へと変化していきます。

それまで専業主婦だった女性が働く事で、夫が居なくても自立できる世の中になって来ました。

別に嫌いな夫といつまでも一緒にいる必要性がないと、妻は思ってしまいます。

子育てが一段落して、自分の事だけを考えれば良くなった熟年期、夫と一緒にいる理由もないと離婚に踏み切ります。

時代の変化が考え方をも変えてしまうという、大きな原因になっています。

【長年の夫に対するストレスが爆発!】

現在、熟年離婚と言われる年代は、昭和の時代の夫婦になります。

昭和の時代は、俺が養ってやっていると言わんばかりに、妻を虐げて来ました。

会社に忠誠心を誓い、仕事に生きる男が殆どでした。

家庭など顧みないで、毎晩接待やマージャンで、妻だけが子育てに奮闘している姿が当たり前のように見られました。

会社でのストレスを家庭でぶつけては、妻を怒鳴ったりしていました。姑にはいびられて妻は苦労の連続です。

それでも子供のために辛抱して生活を続けてきました。

そうです。Xデーを楽しみに頑張って来た妻。蓄積されて来た夫への不満の数々が爆発するのが主な原因です。

【退職金で新たなスタート】

夫には当の昔に愛想を尽かしているものの、いずれ入るであろう退職金をみすみす逃す必要もありません。

目の前の大金を棒に振る程妻もバカではありませんから、じっと我慢してその日が来るのを待っています。

妻はそれまでに着々と新生活の準備をしています。財産も分割され、年金までも分割される事になるので、妻としては申し分ありません。

熟年と言われる今だからこそ、人生をリセットしてやり直したい、もう一度自分だけの人生を過ごしたい。そう思う妻の願いが大きな離婚の原因です。

今までは性格の不一致だろうが、価値観が違っていようが、ただただ我慢して来ました。

これからは我慢から解放されて、新しい人生をスタートします。

【嫌いな夫の介護はイヤ!】

散々嫌な思いをして来た妻にしたら、その原因を作った張本人の夫の介護なんて、末っぴら御免です。

いつか必ず訪れる介護の前に離婚したいと思ってしまいます。

介護は多少なりとも相手の事を想う気持ちがなければ出来ません。

今や空気以下の関係ですから、妻にしたら介護なんて考えただけでも不快になります。

更には、夫の親の介護問題まで発生したら、堪ったものではありません。

病気になって寝込む前に、熟年離婚してしまいたいと思うのは当然でしょう。

介護が必要な時に離婚したら、妻に対する世間の風当たりが強いのは言うまでもありませんから。

【一緒の時間を過ごしたくない】

これまでは、夫が仕事に行っている時間は妻にも自由な時間がありました。

しかし定年退職したら、朝から晩まで一緒の時間を過ごさなければなりません。

朝・昼・晩と毎日食事を作る事を考えたら、妻は憂鬱でしかありません。

友人と過ごす自由な時間すら奪われ、家政婦のように使われるのが目に見えていますから苦痛です。

長い間に出来上がった生活のリズムや生活習慣を、夫によって壊されてしまいます。

いつしか夫の存在そのものが許せなくなって、妻は精神的にも追い込まれていきます。

体に不調をきたしたリ、ノイローゼ気味になってしまい、遂には離婚を決意します。

【同じお墓には入りたくない!】

今や同じ空気を吸いたくない存在なのに、亡くなってからも一緒には居たくないと妻は思います。
一緒のお墓には絶対に入りたくないのが本音。

あの夫の先祖代々と一緒のお墓なんて、考えただけでも不快極まりない。

とてもじゃないけど我慢は出来ないと、離婚という選択をしてしまいます。

熟年離婚の原因や理由は、妻の我慢が一気に爆発した結果で起こるケースが多いようです。

いつまでも時代錯誤な夫の考えに、付いて行けなくなった妻の反乱でしょうか。

今の時代は育メンなどという言葉が流行するように、子育ても夫婦で協力していく時代です。

妻だけに負担が掛かった長い積み重ねが、夫婦の絆を壊してしまったようですね。

熟年期になったからこそ、残された時間を有意義に過ごしたいと思うのは、当然の理由かもしれません。

熟年離婚に至る原因を、自分に当てはまらないか考えてみる事も必要ですね。

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