熟年離婚からの婚活〜年齢は関係ないことを子どもが教えてくれました

熟年離婚

私は、59歳の時に離婚を決意し、27年間連れ添った夫と離婚しました。共働きだったので、私は定年退職の時期を迎えるタイミングで、それまでに夫の嫌な部分が変わらなければ別れようとずっと心の内に秘めながら考えていました。

夫は、勘付きながらも本当に離婚の時がやってくるとは考えていなかったと思います。「なぜ今なんだ。」と怒鳴られたり、寂しそうな顔を見ると「この人はぼっち爺になるんだ、可哀想。」と心が揺らいだり、思い出を話し合ったり、テレビや友人から話には聞いていましたが、離婚はとてもエネルギーが必要でした。

正直、疲れましたがすっきりしたので結果は良かったと思います。

熟年離婚の原因

夫は九州男児で、亭主関白でした。自営業をしていたので、仕事に行く時間や帰る時間は不規則です。収入が良かったら、耐えられたのかもしれません。そうではなかったので、子どもが小学校に入ると私も妊娠を機に辞めていた仕事を再開しました。

共働きとなると、夫も家の事を協力するべきではないでしょうか。私は、一人で家事をこなし、子どもとお話ししたり、勉強を教えたり、学校の行事のことなど面倒はほとんど一人で見てきました。

夫はというと、家事は全くせず、遊園地に連れて行ってくれる事は何度かありましたが、子どもの面倒を見るときは泣いている時に「ずっと泣いているならここにいなさい!」と玄関に座らせて、玄関のドアをピシャリと閉めて叱ることぐらいでした。

私が意見すると、箸を投げたり、大声を出すのであまり文句を言えなくなってきました。それでも、子どもの為に働き、家事をこなしてきたのです。ストレスも溜まり、限界になることもあり、子どもに聞こえてしまうところで夫と喧嘩をすることもありました。

私が究極まで追い詰められると、夫は「ごめんね。お水飲もうね。」と優しくなりますが、いつも口先だけですぐに普段通りの夫に戻ります。

この時に離婚を決意して、他の人と再婚していたら、何か変わっていたのかなとも今となっては思います。でも、当時私は「優しい夫」を忘れられなかったのです。

結婚した当時を思い出す瞬間が何度もあったので、どうしても決意することができませんでした。そして、時が経ち、私もおばさんになってくると夫の帰りは更に遅くなり、キャバクラに行ったりと女性と遊び、朝帰りするようになりました。

その頃から、「私はもうこの人とは一緒に居られない」と考え始めるのです。

熟年離婚の決意

子どもが高校生になると、修学旅行や大学受験でお金がかかるようになりましたが、夫は一切お金を渡しませんでした。家賃や食費を渡さない月もありました。金の切れ目が縁の切れ目、本当にそうだと思いました。

パチンコや他の女性に使っていることも気付いていました。でも、私が働けば子どもには迷惑をかけないので、子どもが結婚するまでは、私はこの生活を耐え抜こうと決めました。

「優しい夫」を忘れられないという理由もありますが、今までの努力を無駄にしたくなかったのと、子どもには嫌な思いをさせたくなかったのです。

それまでに夫が変われば一緒に居られるという甘い考えも持っていたので、「決意」とは言えないかもしれませんが、そんな期待も裏切られるという事は、本当は気付いていました。女心で、信じたかっただけなのです。

熟年離婚からの婚活

忙しい毎日に追われて、気付くと50歳になった時、もうこの歳になって新たなパートナーを探すという気持ちはありませんでした。

この夫と結婚し、おばさんになってしまった自分に自信が持てなくなってしまい、「子どもがいて、こんな年にに離婚なんてして、男性と遊ぶなんて。」と、私の親にも周囲から嫌味を言われるのではと思い、世間体を気にしていました。

そんな時に子どもから、「同窓会にでも行って新しい恋をしなよ」と言われたのです。子どもがどう思っているのか分かりませんでしたが、その言葉で少し楽になったところもありました。

「こんな年になって何してるの?」なんて、思われるんじゃないかと考えていましたが、愛情をたっぷり注いだ子どもは私の味方でした。

私に幸せになってくれればそれでいいと思ってくれていたようです。残念ながら、同窓会では新しいパートナー候補を見つけることはできませんでしたが、前向きにこれからの人生を考える事ができるようになりました。

そして、決意を実行に移すことができ、59歳で正式に夫と離婚することが出来ました。私にとってはここからがスタートです。友人には恵まれていたので、それから男女数人と一緒に食事に行く機会がありました。

熟年婚活となると、残った時間を楽しく過ごせる事がポイントなので、趣味が一緒であることが一番だと思います。今、旅行が好きという部分が私と共通の趣味の、好意を持ってくれている男性がいるので、結婚に一歩づつ近づいているのではないかと思います。

幸せを掴むことを諦めない

夫と過ごした私の人生は、一瞬で過ぎて行きました。楽しい瞬間もあり、嫌な事も沢山ありましたが、感謝しています。しかし、それにすがって我慢し続けたり、孤独に生きていくのは、勿体無いと思います。

それは、半ば人生を諦めていた私に子どもが教えてくれました。何度もやり直すチャンスを待ちましたが、私たち夫婦は駄目でした。他人同士だった2人なので、それは仕方ない事です。

老後も楽しく過ごし、一緒に旅行してくれる男性と、最期を迎えられたら幸せな事だと思います。そう思ったら、まずは行動することです。

私は、同窓会、友人に誘われるバスツアーや食事会、全て参加しています。こんな歳になっても出会いの場がある事を有り難く思いながら、諦めずに幸せを掴みます。

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