漢方薬「補中益気湯」は私の健康維持に欠かせない友人!

熟年になって女性というのは更年期障害というものを経験します。これは閉経期10年前後に起るホルモンバランスが崩れることから生ずるのですが、私もご他聞にもれず更年期障害を経験しました。

ただ、私の場合はある事故を経験して以降、極端に疲れやすくなりめまいや動悸などは日常的だったので、どれが更年期の症状か分からないまま更年期の期間を過ごしました。

この時に子宮筋腫も発見されました。けれど、この筋腫のお陰で漢方薬と出会いました。担当医がこの頃珍しかった漢方薬がよく分かる医師で、ここから私と漢方薬との付き合いが始まりました。

今では、漢方薬は私の健康法の一つとなり手放せないものとなりました。熟年時から始まった私の漢方薬履歴を紹介しましょう。

私の漢方薬との出会い

私の漢方薬との出会いは子宮筋腫が発見された時とすでに書きましたが、私が気付いた時には、筋腫はすでに男の人の拳大くらいに成長していました。

それまでもその兆候は薄々感じていましたが、異変に気付いたのは若干きつい立ち仕事のアルバイトをした後です。そのバイトが終了した後、生理が止まってしまいやむを得ず婦人科を訪ねました。

試行錯誤でいろいろな病院を訪ね、三件目に漢方薬を熟知している医師と出会えました。子宮筋腫については手術までしなくとも何とか漢方薬とホルモン剤で押さえ込めるというのがその医師の考えでしたので、そこから私の漢方薬の付き合いが本格的に始まりました。

その医師が最初に処方してくれた漢方薬が、不定愁訴に効果があるといわれる「加味逍遥散」(かみしょうようさん)でした。

加味逍遥散(かみしょうようさん)を勧められる

「加味逍遥散」は、体格や体力が中程度で疲労しやすく、自立神経失調、精神不安や不眠、イライラを訴える場合に用いられるという漢方薬で、他に肩こりや頭痛、めまい、発汗などの症状を緩和するといわれます。

まさに、更年期の不定愁訴の解決にぴったりの漢方薬でした。私は、子宮筋腫と更年期障害という二つの障害と向かい合うことになりました。

♦加味逍遥散とは?
「加味逍遥散」は中間症の人に使用される薬で、不眠や不安とか気分の落ち込みなどの症状のある人、更年期による不定愁訴にも効くと言われています。

また、自律神経失調症による不安、不眠・頭痛、頭重めまい・月経不順、月経痛などに効果があると言われます。

♦加味逍遥散の10種類の生薬は?
「加味逍遥散」は柴胡(さいこ)・芍薬(しゃくやく)・蒼朮(そうじゅつ)・当帰(とうき)・茯苓(ぶくりょう)・山梔子(さんしし)・牡丹皮(ぼたんぴ)、生姜(しょうきょう)が入っています。「紫胡」は炎症を鎮める作用があり、アトピー性皮膚炎や気管支喘息、鼻炎、扁桃腺の腫れなどの炎症を鎮める効果があります。

また、「柴胡」は免疫バランスを整える薬とも言われています。「生姜」はショウガのことで、当帰とともに冷えを防止する役割を持っています。「当帰」と「芍薬」は内分泌機能を調整します。「牡丹皮」は月経困難症に効き、「山梔子」は血圧降下、抗動脈効果、抗血液凝固抑制作用など血流をよくすると言われています。

「薄荷」(はっか)は末梢血管拡張をしてくれます。「蒼朮」「茯苓」は消化吸収を強めます。「茯苓」には免疫賦活とか血液凝固抑制などの作用もあり、血流の流を良くすることで冷えを防いでくれると言われます。

この薬を一年半程続けましたが、無理ができず仕事ができないということで私は筋腫を手術することを決断しました。その手術後、転居があり私はその漢方医の元を離れました。

そのあと適当な漢方医には出会えませんでしたので、「加味逍遥散」を漢方薬局で購入し飲むことにしました。この間、特別医師にかかることもなく更年期障害を乗り切りました。

疲労しやすいとかは続いていましたが、その後不正出血もない分貧血もなくなり、深刻な更年期障害に苦しむこともなく何とかやり過ごしました。健康診断結果でも特別な異常もありませんでした。

眠くならずに劇的に鼻水が止る小青竜湯(しょうせいりゅうとう)

ただ、私の場合花粉症は毎年9月になると起こります。この場合、アレルギー性鼻炎がひどくなりますのでそういう場合は「小青龍湯」を飲みました。「小青竜湯」は水様の鼻汁、くしゃみ、鼻炎、鼻水がでる風邪にも効くといいます。

私は花粉症の時だけクシャミと鼻水が止まらなくなりますが、「小青竜湯」は本当によく効きます。これは余分な「水(すい)」が体にたまっているため体を冷やすため、体内にアレルゲンが入りやすい状態になってしまうからだそうです。

私の花粉症の場合もクシャミと水状の鼻水が止まりませんので、「小青竜湯」は本当に助かっています。余り効かない時は、量を少し多くして調節するといいというのは漢方医からのアドバイスです。

漢方薬はゆっくり効果が出るといいますが、「小青竜湯」に関しては効き方が早く劇的に効果を確認できます。気管支ゼンソクの人にも効果があると言われます。

眠くならないのがメリット

市販の鼻炎の薬だと眠くなったりしますが、「小青竜湯」だと眠くならないので、運転する時や仕事をしなくてはならない時には好都合です。こうした副作用がないことが、「小青竜湯」愛用の理由です。

私は服用の時には、他の薬と重ならないように注意して飲んだり、アルコールなどと一緒には飲まないことも守っています。

風邪の時使用する桂枝湯(けいしとう)

風邪の時も私は漢方薬です。強い薬を飲むと耳元でヒリヒリするような耳鳴りがします。強すぎる感じがして落ち着きません。風邪といえば「葛根湯」がポピュラーです。

私も最初の頃はよく「葛根湯」を服用していました。ところが、漢方医に処方してもらったのは見てもらうと「麻黄附子細辛湯」(まおうぶしさいしんとう)でした。

「葛根湯」は抵抗力と体力がある人に効くとのことで、私の場合は「体力が低い人」が対象の「麻黄附子細辛湯」でした。

「葛根湯」は「実証」の人が条件です。しかし、今は医師にかかっていないので、虚証にもいいという「桂枝湯」(けいしとう)を風邪をひいた時や寒気などを感じた時に飲んでおきます。「桂枝湯」も私にはよく効きます。桂枝湯は風邪の初期に用いられる漢方薬で悪寒、発熱、体の痛みなどの症状を和らげてくれます。

♦虚証体質に対応する…
「桂枝湯」は体力が低下している虚証の人、風邪の初期症状、頭痛やのぼせ発熱がある時、また悪寒などがある時、自然に汗が出る時などに適応されます。

「桂枝湯」には5種類の生薬が配合されていて、桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう)です。

桂皮は体を温めたり水分排泄を行ったりする作用があります。いわゆるニッキと呼ばれているものです。「桂皮」は発汗・解熱作用を司り、「芍薬」は痛みを緩和する働きが知られています。

「生姜」は体を温める作用があると言われます。「大棗」(たいそう)とはナツメの果実を乾燥させた生薬で、甘味を持つことから苦みの強い薬と組み合わせる漢方処方に使われています。

「大棗」には緊張をやわらげる効果や滋養強壮効果などが知られています。風邪の時の体の痛みを和らげる働きを持っていると言われます。

慢性疲労を補う補注益気湯(ほちゅうえっきとう)

転居してきて10年くらい経って甲状腺に疾患が見つかって疲労しやすくなりました。その時、これは漢方薬局で勧められたのが「補注益気湯」(ほちゅうえっきとう)でした。

証として虚証の私は疲労しやすかったのですが、これを経口すると元気になります。手術後の患者さんにも使用される漢方薬だそうです。人参を主成分にしているせいかもしれません。

♦補中益気湯の10種類の生薬は?
人参(ニンジン)、白朮(ビャクジュツ)、黄耆(オウギ)、当帰(トウキ)、陳皮(チンピ)、大棗(タイソウ)柴胡(サイコ)、甘草(カンゾウ)、生姜(ショウキョウ)、升麻(ショウマ)です。中心となって働くのが「人参」と「黄耆」と言われています。

体力と気力を補い、免疫力をアップさせる原動力となる生薬の組み合わせです。「白朮」(ビャクジュツ)もこの効果を手助けします。「柴胡」と「升麻」は「気」をさらに高め精神的に元気にさせると言われます。

「陳皮」(チンピ)は横隔膜の上下の「気」を行き来しやすくします。「大棗」は脾胃(ひい)の働きを高め、他の生薬どうしの薬理作用の衝突を防ぐ調整役として使用されます。

「生姜」は体を温める作用と健胃の作用があります。「甘草」は健胃、および各生薬のバランスをとる役目があります。また、「当帰」が入る事によって血流を補う事が出来るというまさに、胃腸を強化し気力をあっぷさせるオールスター成分が配合された漢方薬です。

♦補中益気湯の効能は?

消化機能が衰えや夏やせ、病後の体力増強、結核症、食欲不振、胃下垂、感冒、痔、脱肛、子宮下垂、半身不随、多汗症などに効果があると言われます。応用範囲が広いのですね。

「補中益気湯」とは文字通り、中(お腹や胃腸機能全般)を補い気(生命エネルギー)を益する薬なのです。東洋医学では胃腸の機能が悪くなると、生命エネルギーである「気」の取り込みが悪くなり体の中の「気」が低下すると言われています。

この「気」が低下すると元気がない状態になり、常に疲れを自覚するようになると言われます。補中益気湯は脾胃の働きを良くして「気」の取り込み量を増やし、その「気」の循環を良くする事によって慢性的な疲れや気力の低下を改善していく効果があるのだそうです。

なにせ、江戸時代の漢方医が書いた『療治茶談』の中にもまとめているというのですから驚きです。私は体調が悪い時、何かだるい時、睡眠不足の時などこの薬を飲みます。

すると、エネルギーが出てきて別人になったような気力が復活します。私にとっては魔法のような薬です。この「補中益気湯」が私のエネルギーの源です。

まとめ

漢方薬が若干の副作用を残していたとしても、自然の生薬なので余り副作用が少ないということで安心して飲めるのがメリットです。西洋薬のような対処法でなく、冷えとか血流などとかでホルモンバランスなど体質を変えて病気を予防するというコンセプトに共感しています。

熟年になると、とかく気力も落ちてきがちです。今はもう更年期も過ぎたので「加味逍遥散」は止めて、私は「補中益気湯」を持続して使用しています。この漢方薬で免疫力を高めていきたいと願い、今後も漢方薬を飲んでいきたいと思っています。

 

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